Queer Eye
この番組の存在は知っていて気になっていたものの、Netflixを契約していなかったので見れていませんでした。
今年に入ってやっと契約をして、ふと思い出して先週から見始めました。
まだ全部見たわけではありませんが、数話だけでも人気な理由が分かった気がする。
まさか見ていて泣くような番組とは思っていなくて私自身もびっくり。感動エピソードがたくさんありました。
何と言ってもFab5がみなさん魅力的!(ちなみに私が特に好きなのはジョナサンとタン)
内面も外見も登場する依頼人らしさを大切にしながら、その延長線上で素敵に変身させる。
依頼人がFab5にカウンセリングを受けて変身していくような感じ。
全て一致するものではなくても、依頼人が抱えているもので私自身にも部分的に共通するものがいくつか出てきました。
各エピソード毎に自分にも重なる部分があるので、何だか私自身もカウンセリングを受けている気分になりました。
今までカウンセリングは受けたことがないけど、気持ちをきちんと言葉にして自分と向き合うのはいいことだなと思いました。
また、LGBTQについてとても勉強になった。
周囲の言葉や振る舞いに対して、どんな気持ちになるのかを少し知ることができました。
あるエピソードの中でFab5たちが世間はLGBTQ同士が理解し合っていると思っている。でもそれは違うよねと言っていました。
トランスジェンダーの依頼人と話をして、タンは今まで理解できなかった気持ちを理解できるようになったと。
今までゲイコミュニティとは距離を置いていたけど、知ってもらうために自分自身も発信をしたいと考えるようになったと話していました。
Fab5は依頼人に自分の過去の経験を話し、依頼人を理解しようとします。
あるエピソードでは信仰心の強かったボビーが、ゲイであることで家族に教会に拒絶された過去の話などもあった。
ボビーは教会で僕をゲイにしないでくださいといつも祈っていたとか。
依頼人女性は同様に信仰心の強い方。その女性の息子がゲイであることを告白した時、一度は息子を突き放してしまった。
その過去を振り返り、自分の息子への愛は無条件の愛ではなかったのかと苦悩した話もあった。
他のエピソードでは家族の在り方についても勉強になりました。
子供たちは親から愛情をもっと言葉で伝えてほしかったと。
日本人は特にそうだと思うけど、子供への愛情を言葉ではなく行動や背中で示し伝えている気になってしまう。
伝わっているけど、言葉でも愛情を伝えてほしかったというのを見て私自身も息子にはそうしていきたいと思った。
前に大好きな友人と自分達の息子がLGBTQだったら?という話をしたことがある。
私たちの答えは「本人が幸せなら別に何でもいいよね」というシンプルなものだった。
日本人で別にキリスト教徒でもイスラム教徒でもないというのが大きいのかもしれない。
まずは自分を大切にすること。そうすれば周囲の人も自分と同じように、もしくはそれ以上に相手を大切に尊重したいと思うようになる。
自分が自分らしいと思う姿で生きていける社会だといいなと、Queer Eyeを見て改めて感じました。
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